プログラム
- Session7-A
- 時間:16時45分~17時30分 会場:ホールA【定員190人】 ※満席受付終了
前提が崩れ去る、危機対応シナリオの限界!
BCPの実効性を高める情報基盤とは?
災害、事故、内部不祥事など、あらゆる危機対応において、最も重要になるのが、「情報共有」だ。被害状況を正しく把握し、誰がどのような対策を講じているのか、どれだけの対応資源(ヒト、モノ、カネ等)を持ち合わせているのか対応状況を把握する。その上で、関係者間でそれらの情報を共有して、意思決定を迅速に行わなければならない。多くの企業は、社員が出社して事業を継続することを前提としたBCPを設計・構築し、「安否確認サービス」により社員の被災状況を把握していたが、近年の未曾有の災害により、そのシナリオがもろくも崩れ去るケースが増えている。そこで、本セッションでは、危機対応時に必要な情報および共有の範囲について、前提となる考え方を解説するとともに、安否確認だけでは実現できない「BCPの実効性を高める情報共有基盤とは何か?」を紹介します。
Speakers
TIS株式会社 公共ソリューション推進部 部長 林伸哉氏
TIS株式会社、公共・宇宙事業本部 公共ソリューション推進部 部長。早くからソーシャルテクノロジーの社内活用について取組みをはじめ、2009年にはSaaS型情報共有プラットフォームサービスをリリース。2011年の東日本大震災を機に、防災情報共有システムの開発に携わり、当時の状況や、防災システムの在り方について市場調査を経て、2014年5月に危機管理情報共有システム「Bousaiz」をリリース。
リスク対策.com編集長 中澤幸介
新建新聞社取締役「リスク対策.com」編集長。報道記者、支局記者を経て、2007年5月に「リスク対策.com」を創刊。企業や自治体の危機管理やBCPの取り組みの事例を数多く取材。