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プログラム

DAY1-セッション4
時間:13:00~13:30  

計画よりも訓練――スイスの多国籍企業は世界規模の混乱にどう備えるのか
Rehearsed, Not Written: How Swiss Multinationals Prepare for Worldwide Disruptions.

多くの組織では、事業継続(BC)や災害への備えを、「計画書を作成し、監査で求められたときに提示するための文書作成作業」として捉えています。しかし、世界有数の多国籍企業が数多く本社を構えるスイスでは、その考え方は通用しません。これらの企業は、事業拠点やサプライチェーン、従業員が数十カ国・複数のタイムゾーンにまたがっており、「紙の上でしか機能しない対応計画」は、もはや備えとは言えないからです。本セッションでは、スイスに本社を置くグローバル企業が、文書だけでは決して身に付かない判断力や国境を越えた連携能力を養うために、どのような危機対応シミュレーションや演習を設計・実施しているのかを紹介します。

講演では、講師が過去10年以上にわたり、世界6大陸でフォーチュン100企業を対象に100回以上の危機対応シミュレーションを企画・進行してきた経験をもとに、効果的なグローバル演習を形だけの訓練と分ける重要な原則を解説します。具体的には、現実に近い緊張感のあるシナリオ、部門横断・地域横断による実践的な意思決定、率直な振り返り(レビュー)による学習プロセス、さらに複数の国・地域にまたがる演習を実施する際に陥りやすい課題や失敗例についても取り上げます。

Speakers
Resilienz Advisors GmbH
マネージング・パートナー
ケイティ・ケートケ 氏

スイス・バーゼルに拠点を置く事業継続・危機管理コンサルティング会社Resilienz Advisors GmbHのマネージング・パートナー。これまでの10年間で、世界6大陸に展開するフォーチュン100企業を対象に、100回を超える実践型の危機対応シミュレーションを設計・進行してきた実績を持つ。独立してコンサルティング会社を設立する以前は、EYスイスにおいてBusiness Resilience(事業レジリエンス)部門をゼロから立ち上げた。保有資格は、MBCP(Master Business Continuity Professional)、ISO 22301およびISO 27001 リード・インプリメンター、PMP(Project Management Professional)、Corporate Risk and Crisis Management Level 5など。2026年には、DRI International「Consultant of the Year(年間最優秀コンサルタント)」を受賞した。専門分野は、企業が「計画書を作るだけ」の事業継続対策から脱却し、実際に検証・訓練された危機対応体制を構築できるよう支援することである。


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