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大規模災害における迅速な情報共有のあり方<br>~システム化によるDXの可能性を考える~

9月17日(水)/10月15日(水)2日間(両日同じ内容)

TIS×リスク対策.comハイレベルBCPセミナー
大規模災害における迅速な情報共有のあり方
~システム化によるDXの可能性を考える~

地震、台風、洪水、そして同時多発的、連鎖的に展開し複雑化していく災害局面──
あなたの会社は「その時」、自社の各拠点・グループ会社・サプライヤーの被害状況をリアルタイムに把握することができますか?

災害時、最も重要なのは「即座に」「正確に」「網羅的に」被害情報を収集し、経営判断につなげることです。マニュアルが整備されていても、体制が整っていても、その達成は極めて困難になることが想定されます。にもかかわらず、多くの企業が、その重要性を十分認識していないのではないでしょうか? 災害対応に「本気」の企業と、そうでない企業の“差”は、今や明確になりつつあります。

このセミナーでは、「本気」で激甚災害に備える企業の実務担当者および役員を募集致します。単なる知識の共有で終わることなく、現場と経営サイドをつなぐ「情報DX」の最前線をご紹介します。

Program

TIS×リスク対策.comハイレベルBCPセミナー
大規模災害における迅速な情報共有のあり方
~システム化によるDXの可能性を考える~

【注意事項】
①本セミナーは抽選制です。抽選の結果は、申込時から概ね2週間以内にお知らせいたします。

②本セミナーでは、「情報共有システム」を使った体験型グループディスカッションを行うため、事前に参加者をシステムに事前登録させていただきます。
登録者情報は、当日の参加者間で共有(画面表示)されますので、ご了承いただける方に限り、ご参加ください。

13:30~14:00

講演1
レジリエンス社会における多拠点連携の課題

単一組織内、組織間、さらには企業・業界・自治体・地域・政府といった異なる社会レイヤーにおける多拠点連携の重要性と、その実装の過程で乗り越えなければならない課題について解説します。

南海トラフ地震や首都圏直下地震などの巨大災害によって、社会全体が陥るであろう同時多発的な混乱の中で、いかに社会経済機能を維持させていくのか。自社とステークホルダーを含めた幅広い視点から見たBCPの再検証のポイントについて取り上げます。

講演者

渡辺 研司

名古屋工業大学
大学院工学研究科社会工学専攻教授・リスクマネジメントセンター防災安全部門長

詳細プロフィールを見る

1986年京都大学卒業後、富士銀行(現みずほ銀行)入行、97年プライスウォーターハウスクーパースを経て、2003年より長岡技術科学大学准教授、2010 年より名古屋工業大学大学院教授。内閣官房、内閣府、経済産業省、国土交通省・農林水産省などの専門委員会座長・委員、ISO/TC292(セキュリティ&レジリエンス)日本代表団長などを務める。専門分野はリスクマネジメント、事業継続マネジメント、重要インフラ防護。工学博士、MBA。

14:05~14:35

講演2
海外拠点を含めた情報収集・共有のあり方

地政学リスクや気候変動に伴う異常気象など、企業を取り巻く環境は不確実性を増しており、いつどこでどのような危機が発生するか分からない世の中になってきています。そのような環境において、特に複数の海外拠点やサプライヤーからいかに被害状況などの情報を収集するかは企業の大きな課題となっています。本講演では、海外拠点も含めて、危機情報をどのような基準(ルール)・体制・ツールで収集し、どのように経営として意思決定をすべきかという点について事例も交えて解説します。

講演者

土谷 豪

KPMGコンサルティング株式会社
執行役員 パートナー

詳細プロフィールを見る

国際ブランドクレジットカード会社のリスク管理部門・システム企画部門において、リスク管理体制構築、BCP策定、危機管理対応事務局、業務改善、中計・事業計画策定等を経験し、KPMGビジネスアドバイザリー株式会社(現KPMGコンサルティング株式会社)に入社。 入社後は、金融業・製造業・エネルギー業・通信業・流通業・飲食業等のあらゆる業種に対して、ESG含めたリスク管理体制高度化、クライシスマネジメント支援、グローバル含めたBCP策定、不正調査等の有事対応、サステナブルサプライチェーン・サステナブル調達、マテリアリティ特定支援、地政学リスク対応支援等のプロジェクトに多数従事。 レジリエンス、サステナブルサプライチェーン、リスク管理関連の講演・寄稿・執筆多数あり。

14:40~15:00

講演3
日清食品ホールディングスにおけるサプライチェーンを含めたクライシスマネジメント

災害対応の要である災害時の情報収集を中心に、社内の被害情報とサプライヤーなど社外の被害情報を収集・共有するための現状の取り組みを紹介します。社内の各部門および、数百社にのぼるサプライヤーと協力し、社内外の被害情報を共有化してグループ全体の事業継続力を高めていく上での課題とシステム化による改善の取り組みなどを中心にお伝えします。

講演者

宝田 剛

日清食品ホールディングス株式会社
総務部リスクマネジメント室 課長

詳細プロフィールを見る

広報・マーケティング・総務・リスクマネジメント部門を経て、現職。総合リスク対策委員会事務局実務責任者として、リスクマネジメント部門の体制強化に従事。サプライチェーンBCPをはじめとするグループ全体ERM・BCP・BCMの推進に携わる。

15:05~15:25

講演4
TISインテックグループが実現した、DX化による事業継続マネジメントの実効性向上事例
~ 観点が異なる情報の一元管理で迅速な情報共有を実現 ~

TISインテックグループが活用する事業継続マネジメントシステム「Bousaiz」の、グループBCPの導入事例をご紹介致します。

訓練について~導入のきっかけ~重要業務の情報共有~導入後、何が変わったのかを、実際の画面をご覧頂きながら詳しく解説致します。

観点の異なる情報の一元管理を可能にした事業継続マネジメントのDX化による効果と導入手法についてお役立ていただける情報をご提供致します。

講演者

林 伸哉

TIS株式会
IT基盤技術事業本部 IT基盤サービス事業部
マルチクラウドサービス部 セクションチーフ

詳細プロフィールを見る

2011年の東日本大震災を機に自治体向け災害対策システムの開発に着手。2013年、慶應義塾大学と実施した被災地での実証実験を経て、現在の「災害情報共有システム Bousaiz」の提供を開始。7項目に及ぶ特許技術を含む事業継続マネジメントのシステム化については基より、災害時の被害状況集計やその他の関連情報を共有するレジリエンスなサービス設計と様々な業種、業態に必要な機能やポリシーを反映したシステムの開発、提供を行っている。

15:40~16:10

パネルディスカッション・質疑
大規模災害時に想定される状況と情報収集・共有の課題

経営視点から見たBCPの改善点をパネルディスカッションで深掘りします。

パネリスト:上記登壇者

司会

中澤 幸介

リスク対策.com 編集長

16:10~17:10

ワークショップ
情報共有システムを使った体験型グループディスカッション
多拠点型被害で想定される課題を洗い出し、各企業の取り組みを共有

情報共有システムを使った体験型グループディスカッションを行い、多拠点型被害で想定される課題を洗い出し、各企業の取り組みを共有します。

17:15~17:45

ディスカッションレビュー
グループ発表と総括

BCM管理におけるDXのこれからについて

18:00~19:00

懇親会

※参加希望者のみ

※プログラム、講演内容は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。

Outline

内容

大規模災害における迅速な情報共有のあり方
~システム化によるDXの可能性を考える~

主催

リスク対策.com TIS株式会社

開催日

9月17日(水)/10月15日(水)2日間
(両日同じ内容となります、ご都合の良い開催日をお選びください。)

時間

13:30~17:45 受付開始13:00

会場

東京都江東区豊洲2-2-1豊洲ベイサイドクロスタワー 23階受付

定員

各開催日100名まで(抽選制)

参加費

無料

※懇親会(希望者のみ)は6,000円

主な参加対象

企業の役員、危機管理、リスクマネジメント、BCP、防災、総務担当者など今後BCPのDX化を検討している企業