プログラム
- Session-2
- 時間:10時20分~11時05分 会場:ホール全体【定員500人】 受講無料/事前登録制
レジリエンス認証等と広報を活用して事業競争力を高める
~文書で終わっていませんか?信頼でき実行できるBCP活動へ~
[パネルディスカッション/企画:ニュートン・コンサルティング株式会社]
「BCPを策定している」=「BCP文書がある」になってしまうケースはよく見受けられます。担当者としても、いざという時に自社のBCPは本当に機能するのだろうか? 今のままで良いのだろうか? そんな漠然とした不安を感じられることもしばしばです。実効性を確認・向上するために、訓練する、第三者認証を活用する、BCP外部評価を受けてみるなどさまざまな手段もあります。またそうした動きを社内外にしっかり広報することで実効力だけでなく事業競争力が高まり、社外からの信頼感も増していきます。
さて、今年度から内閣官房国土強靱化室は新たに「レジリエンス認証」をスタートさせました。本セッションでは、その認証組織である一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会の事務局長の金谷年展氏とレジリエンス認証事務局長の荒井富美雄氏、レジリエンス認証を第1回に取得したイオン株式会社グループ総務部長の津末浩治氏を招いてその秘訣を伺います。またISO22301やBCP評価の方法なども解説します。
モデレーターは国内外で1000社以上のBCP策定支援の実績を持つニュートン・コンサルティング代表取締役社長の副島一也。
Speakers
東京工業大学 科学技術創成研究院 特任教授、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 事務局長 金谷 年展氏
1990年東北大学大学院理学研究科博士課程修了(理学博士)。1990年(株)富士総合研究所入社、同社主事研究員の後、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科教授などを経て、2012年5月より東京工業大学科学技術創成研究院特任教授に就任。
国土強靭化担当大臣私的諮問委員会『ナショナル・レジリエンス懇談会』委員、内閣府『国連防災世界会議準備会合』委員、内閣府『戦略的イノベーションプログラム評価委員会』委員、経済産業省資源エネルギー庁『再生可能エネルギー等の普及啓発事業・企画委員会』委員、『バイオマス産業都市選定委員会』委員、総務省『自治体主導の地域エネルギーシステム整備研究会』委員、環境省『家庭エコ診断推進基盤整備事業検討委員会WG』委員長、『独立行政法人評価委員会産業技術分科会NEDO部会』委員、内閣府『カーボンマネジャーキャリア段位制度運営委員会』委員長など多くの国や地方自治体の委員等を務める。また、これまでに内閣府「行政刷新会議 規制・制度改革に関する分科会エネルギーWG」委員なども歴任。
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 レジリエンス認証事務局長 荒井 富美雄氏
2006年から企業の事業継続マネジメント(BCM)に取り組み10年が経過。東日本大震災ではグループ会社の協力を得て、被災地への支援物資の輸送、岩手、宮城県の復興支援物産展等を実施。人とのつながりが一番大事であることを実感するだけでなく、事業継続(BC)がいかに難しいかを目の当たりにする。大規模災害に遭ってなお事業の継続をしている企業の経験談を多く聞き、これからの進むべき道は地域社会および各企業のレジリエンスを高める事だという思いから、現在、レジリエンス認証事務局長を務める。
所属組織:一般社団法人 レジリエンスジャパン推進協議会 レジリエンス認証事務局長、NPO法人 事業継続推進機構 監事、一般社団法人 レジリエンス協会 常務理事
著書に「世界に通じる危機対応」(日本規格協会)林 春男・危機対応標準化研究会(共著)がある。イオン株式会社 グループ総務部 部長 津末 浩治氏
1987年3月大分ジャスコ株式会社(現イオン九州株式会社)に入社、2002年にイオン株式会社コーポレート・コミュニケーション部に配属、グループ総務部、同総務部長を経て2013年から生活品質化学研究所監査役、2015年からはイオンディライト監査役を兼任。
【モデレーター】ニュートン・コンサルティング株式会社 代表取締役社長 副島 一也氏
1991年、日本アイ・ビー・エムに入社。トップセールスとして活躍。1998年より、英国にて災害対策や危機管理などのコンサルティングを行うNEWTON ITの立ち上げに参加。取締役を経て代表取締役に就任。2005年のロンドン同時多発テロからのBCP発動も経験する。
2006年、現在のニュートン・コンサルティングを日本で設立し、代表取締役に就任。英国で培ったリスクマネジメントのノウハウを日本で展開し、多くの企業に真に役立つ経営システムを提供すべく、常に最先端の取り組みを推進している。(社)日本BCP促進協会 理事、BCAO理事等を務める他、危機管理分野における第一人者として講演実績も多数。