プログラム
- DAY2-セッション9
- 時間:15:40~16:10(30分)
ERM(全社的リスクマネジメント)への取組みリスク対応に不可欠な「体制と態勢」の構築
リスクマネジメントは企業経営における非常に重要な経営戦略です。この目的・目標を達成するため、ERMの基盤である組織文化を醸成し、これを育む組織風土の構築を力強く、粘り強く推進しています。各職場で日常的に発現する事象や兆候を真っ先に感じとり対応できる役職員がリスクマネジメント活動の主体であるため、一人ひとりをリスクオーナーとしています。当事者意識を持って主体的に活動することが大前提となります。主な教育・啓蒙活動としては、①早期にリスクに気付ける個人と組織を育成するためにリスクセンスを鍛え磨くこと、②経営層と現場とのキーパーソン=結節点人材をエバンジェリストとして育てることを重視しています。また、一般職員をターゲットとしたリスクマネジメント室便りを毎月発刊し、結節点と一般職員とを結び付け、線から面へと息の長い地道な普及・浸透活動を続けています。今回、リスクマネジメントへの取組みについて紹介します。
Speakers
株式会社エイブルホールディングス
リスクマネジメント室・室長樋口 達巳 氏
2021年に新設された危機管理室(当時)にマネジャーとして入社。2023年の組織改編時、リスクマネジメント室長に就任。リスクマネジメント実務総括責任者としてグループ各社が主体的に推進するリスクマネジメントPDCAを支援。前職は、航空自衛隊の戦闘機パイロットとして国防に従事。山口県に所在する防府北基地司令を最後に退官。