プログラム
- DAY1-セッション9
- 時間:16:35~17:05(30分)
危機管理の観点から見た通信インフラ確保の重要性とその方法
近年の大規模災害でわかったことは、復旧・復興への長期的視点の重要性です。災害の直後よりもその後の災害関連死の数が大きく上回ることからもわかるように、人命重視の観点からも継続的・長期的な支援・受援体制の構築が急務となっています。
一方企業においては、多様なリスクに対する「事業継続計画」の策定が進められており、特に中小企業強靭化計画や介護業界における策定の義務化などによる周知もあり、多くの企業でBCPの対応が進んでいます。そのような事業継続計画において、連絡や情報収集の手段としての「通信インフラ」は不可欠なものとなっています。
本講演では、環境や気候の影響を受けづらい、冗長化された通信インフラの提供方法と、災害関連死の4つの原因とされるうちの3つ「医療・衛生・心理」の側面ですでに活用実績のある「スカイベリーpro」の事例をご紹介いたします。
Speakers
a2network株式会社
事業開発室長 防災士小出 佐登子 氏
インターネット普及開始期の1990年代より、複数のIoT関連企業やSaaSソフトウェアベンダーにて企画開発を担当。通信インフラが不可欠な製品を扱う経験から、通信事業の重要性と可能性を感じ、2023年2月より現職。現在は、災害時、通信障害時にも活用できる大容量データ通信サービス「スカイベリーpro®」の事業企画を行っている。