プログラム
- DAY1-セッション5
- 時間:13:40~14:25(45分)
大災害時の「人」の心理と行動「失見当」を克服し”組織”の初動を成功させる
大災害発生時、人は平常心を失い、視野が狭まり、適切な判断が困難になる心理状態「失見当(Disorientation)」に陥ります。これが命を脅かす大きな要因です。災害時には、事前の計画づくりだけでなく、迅速で適切な行動を取れる人づくりが不可欠です。平時の訓練で基本と型を身につけることで、未知の状況にも応用しやすくなり、初動対応の成功につながります。本講演では、失見当のメカニズムとその危険性を解説し、これに打ち勝つための「行動のパッケージ化」の重要性と、組織や個人が災害時に冷静かつ的確に行動できる力を養う方法をお伝えします。
Speakers
兵庫県立大学
環境人間学部・大学院環境人間学研究科 教授木村 玲欧 氏
名古屋大学大学院環境学研究科助手・助教等を経て現職。専門は防災心理学、防災教育学、社会調査法。内閣府・防災教育チャレンジプラン実行委員会委員長、内閣府・「防災スペシャリスト養成」企画検討会委員、内閣官房・国土強靱化に資する民間の取組事例の調査業務に関する審査委員、国土交通省・社会資本整備審議会専門委員、関西広域連合・関西広域防災計画策定委員会委員など。
トヨクモ株式会社
マーケティング本部坂田 健太 氏
トヨクモ株式会社 マーケティング本部 所属、防災士。トヨクモ株式会社に入社し、災害時の安否確認を自動化する『安否確認サービス2』の導入提案やサポートに従事。現在は、BCP関連のセミナー講師やトヨクモが運営するメディア『トヨクモ 防災タイムズ』運営を通して、BCPの重要性や災害対策、企業防災を啓蒙している。