プログラム
- DAY3-セッション2
- 時間:14:45~15:15(30分)
リスク管理はしている。それなのに、なぜ企業は「動けなくなる」のか。
現在、企業が直面している主要リスクは、オペレーショナルなものではなく、地政学的リスクや国際秩序の変容、経済の武器化といった「経営の進路を問うリスク」「構造変化への対応力を問うリスク」へとシフトしています。こうしたリスクには、従来のようにリスク管理部門が「集めて、一覧化して、報告する」だけのアプローチでは対応しきれません。
・形骸化しがちなリスク管理委員会やリスクレポートを、経営の意思決定と結びつけて意味ある活動に変えるには
・What’s happening(何が起きているか)?ではなく So what(どうすれば良いのか)?を生み出すインテリジェンス・サイクルの設計とは
・世界の先進企業は、なぜリスク管理よりも「環境変化への感度」を重視するのか
本講演では、従来の守りのリスクから一歩進み「変化を読み動ける経営を支える」リスク管理の再設計に向けたヒントをお届けします。
Speakers
コントロール・リスクス・グループ株式会社
パートナー 代表取締役岡部 貴士 氏
慶応義塾大学卒業後、金融機関を経て、複数のコンサルティングファームにて日本企業の危機管理・リスク管理の支援に20年以上従事。グローバル化戦略に最適な組織体制構築やグローバル本社のためのガバナンスポリシー策定、グローバル企業の事業リスク軽減にむけた提言など、多様な業界におけるプロジェクトを多数手がける。2021年12月より現職。