プログラム
- DAY2-セッション3
- 時間:11:15~12:00(45分)
災害情報の迅速な共有を実現した成田空港のBCP~あらゆる事故や災害に強い空港を目指して~
成田国際空港株式会社では、 地震や風水害などの大規模な自然災害やライフラインの長期途絶など空港機能が喪失されるような事態を想定しながらBCPの改善を続けています。2019年の台風や新型コロナウイルスなど、いくつもの障壁を乗り越えて、あらゆる事故や災害に強い空港づくりの最新情報をお伝えするとともに、災害対応のカギを握る情報共有システムについて解説します。
Speakers
成田国際空港株式会社
空港運用部門オペレーションセンター危機管理グループ アシスタントマネージャー林 佳祐 氏
2012年4月に国土交通省航空局に入省。航空管制運航情報官として、航空機の安全で円滑な運航を援助するためのデータ通信や無線通信等を通じた航空機の運航に必要な情報提供、運航の監視といった業務を実施。
2024年1月に成田国際空港株式会社へ出向となり、オペレーションセンター危機管理グループとして、各種訓練の企画、BCPや防災業務計画といった規程類の見直しを担当。成田国際空港株式会社
空港運用部門オペレーションセンター危機管理グループ 主任小林 拓斗 氏
2013年4月に長野県茅野市役所に入庁。内閣府防災への出向や防災課等での勤務を経て2024年1月から現職。緊急事態発生時の対策本部運営や平時からの体制整備等を担当。
TIS株式会社
IT基盤技術事業本部 IT基盤サービス事業部 マルチクラウドサービス部 セクションチーフ林 伸哉 氏
2011年の東日本大震災を機に自治体向け災害対策システムの開発に着手。2013年、慶應義塾大学と実施した被災地での実証実験を経て、現在の「災害情報共有システム Bousaiz」の提供を開始。7項目に及ぶ特許技術を含む事業継続マネジメントのシステム化については基より、災害時の被害状況集計やその他の関連情報を共有するレジリエンスなサービス設計と様々な業種、業態に必要な機能やポリシーを反映したシステムの開発、提供を行っている。