プログラム
- DAY2-セッション1
- 時間:09:40~10:10
日本郵政グループのクライシスマネジメント~不祥事からの再生を目指して~
2019年7月に発覚した、かんぽ生命保険の不適正募集問題を契機として、日本郵政株式会社(持株会社)への情報共有の在り方を改善し、迅速な経営陣へのレポートを実現するため、2021年4月にグループコンダクト統括室を設置しました。
その後、AIを活用したコンダクトリスクの予兆把握、グループ統一の企業行動基準の策定に取り組み、2023年4月には、リスク顕在化事案が危機(クライシス)に発展した場合の対応力強化に資するため、グループ危機管理機能を統合することとしました。
さらに、2024年4月には、新たにグループリスク管理機能を統合し、リスクの予兆把握、顕在化防止、顕在化した場合の影響の極小化の一体的運営を目指した、クライシスマネジメントの高度化に挑戦しているところです。
本講演では、これまで我々が行ってきた様々な取組みの変遷と今後の展望について、ご紹介させていただきます。
Speakers
日本郵政株式会社
クライシスマネジメント統括部 部長山下 弘之 氏
当時の郵政省に入省。民営・分社化後は日本郵政株式会社の経営企画部、グループIT統括部、郵便局長、グループコンダクト統括室長などを経て、2023年4月に新設されたクライシスマネジメント統括部長に就任。