プログラム
- Day2-1
- 時間:10:05~10:35(30分)
世界をリードしたシンガポールでの感染症対策アジアにおける地域的ハブおよび金融の中心地として
新型コロナウイルスは驚くべき速さで世界中に拡散され、多くの組織は、世界的な危機に適応しつつレジリエントな組織となるために、業務の仕組みやパンデミック対応計画を、迅速にアップデートしなければなりませんでした。シンガポールは、アジアにおける地域的ハブおよび金融の中心として、「新たな日常」に素早く適応するために、ガイドラインや財政的支援の提供といった方法で、多くの多国籍企業の危機管理において極めて重要な役割を果たしました。
この講演では、東南アジアにおいて複数の業種や規制当局と共に対策に取り組んできた経験を踏まえて、この困難な時代において講師自身がどのように多くの組織のレジリエンスに貢献してきたかをご紹介します。
Speakers
BCP Asia Henry Ee氏
英国エセックス大学を、電子機器システム工学の優等卒業学位を取得して卒業し、2000年にBCP Asiaを創業。事業継続、IT災害復旧、および危機管理に関する25年以上にわたる経験とともに、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、フィリピン、スリランカ、香港、マカオ、サウジアラビア、オーストラリア、中国、タイといった国々において、ヘルスケア、金融、運輸、物流、製造、通信、教育、公的機関といった様々な業種に対して、コンサルティングや研修など 500 以上のプロジェクトを実施。また、アジアにおいて5,000人以上の専門家の育成に貢献しており、その一部はBCMの専門家としての資格を取得しています。2007年からシンガポールにおけるBCMの国家規格「SS540」の開発に貢献した他、シンガポールのIT災害復旧に関する規格であるSS507、英国国家規格であるBS25999、国際規格ISO22301、さらには米国や中国の国家規格の開発にも携わっている。直近ではISO22301の2019年版改定に向けてのレビューに技術専門家として関与。英語と中国語(北京語および広東語)に堪能であり、これら3言語で研修やワークショップを提供している。