Program

Session-1
時間:9月27日/9時30分~10時20分  会場:ホール全体 【定員500人】 受講無料/事前登録制

この国の行方
~改善・改革の進む組織へ~

『昭和16年夏の敗戦』(中央文庫)には、日米開戦直前に総力戦研究所の若手エリートたちがシミュレーションを重ねて導き出した敗戦のシナリオが描かれている。負けると思っていてもそれを言えない空気、組織同士で対立して協力せず石油備蓄量などの情報開示すらしようとしない派閥主義…。今、政府は首都直下地震や南海トラフ地震に対し国家危機ともいえる事態を算出しているが、政府・自治体、個々の企業・組織において、それぞれが迫りくる危機に不安や危機を感じながらも、改善、改革が進まない姿は、重なって見える。
作家で元東京都知事の猪瀬直樹氏は、こうした改善・改革が進まない背景に、「家長」としての意識が欠乏していることを指摘する。「統治する側」ではなく、「統治される側」の意識が、個々の感じている危機感を言い出せない不都合な真実ともいうべき空気をつくり出している。では、いかに組織は改善・改革を進めていけばいいのか。組織を変えていく気概、日本の国を守る想いを語っていただく。

Speakers
講師:作家 猪瀬 直樹氏(元東京都知事)

1946年長野県生まれ。87年『ミカドの肖像』で第18回大宅壮一ノンフィクション賞、2002年小泉首相より道路公団民営化委員に任命される。2007年東京都副知事に、 12年から13年、東京都知事。現在、大阪府市特別顧問。2015年より一般財団法人・日本文明研究所所長。主著に『ペルソナ 三島由紀夫伝』『ピカレスク 太宰治伝』(文春文庫)『昭和16年夏の敗戦』『天皇の影法師』(中公文庫)『言葉の力』(中公新書ラクレ)近著に『さよならと言ってなかった わが愛わが罪』(マガジンハウス)『救出 3・11気仙沼に取り残された446人』(河出書房新社)『戦争・天皇・国家』(角川新書)『民警』(扶桑社)、最新刊の『東京の敵』(角川新書)が話題に。


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